琉球新報社 マチグヮーの中にも美味（おい）しい甘い物が多くあります。懐かしのバタークリームを使ったケーキなども扱う松原屋製菓、小洒落（じゃれ）た洋菓子が並ぶ御菓子処末廣。浮島通りには生どらやきの店、公設市場裏手には伊江島特産だというまんまるの伊江島餅、平和通りを中心にサーターアンダギーのお店も多くあり、よく買いますが、特に気に入って食べるのは太平通りにある小さなお店です。黄金芋を使ったやつが特に気に入っています。
また、マチグヮー館前には割り箸に刺してある昔ながらの団子も売っていて、よく歩きながら食べています。多分その姿は理事長とは思えぬ姿なのかもしれませんが、私が食べているのを見て「美味しそう」と言いながら その店の団子に手を伸ばす観光客をちらほら見たことがあるので、少しはＰＲ効果をもたらしているのではないでしょうか（笑）。国際通りのてんぶす横にはカルビーのお店があり、できたてのオリジナル商品を提供しています。
カップに入ったスティックタイプなので、これまた歩きながら食べています。平和通りにあるシーサー焼は食べる魔除（まよ）けとしてその愛らしい表情から観光客にも人気があるようです。
そして最後に桜坂にある喫茶カラーズ。ここはタコライス系の食べ物しかない不思議な店ですが、手作りのガトーショコラが抜群に美味しい。私が癒やしを求めて一人でケーキセットを食べに行く店でもあります。
ガトーショコラ好きな私の評価でもシンプルながらも非常に美味しいと思います。まだ紹介したい甘い物が沢山あるのですが書き切れませんので、お時間ある時にでも興味のある方はマチグヮースイーツを探しがてらぜひホロホローしてみてください。懐かしい感じのものから小洒落た洋菓子まで種類が多くあるのにビックリすると思います。
（新里俊一、一般社団法人なは市場振興会理事長）
