台湾不参加でWHOに「失望」 米、総会復帰へ支持継続


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 スイスのジュネーブにあるWHO本部

 【ワシントン共同】米国務省のミラー報道官は25日の記者会見で、世界保健機関(WHO)総会が台湾のオブザーバー参加を退けたことに「失望」を表明した。中国などの反対を受けた措置で、ミラー氏は台湾の参加に向けて「今後も支持を続けていく」と強調した。

 台湾はWHO非加盟。22日にオブザーバー資格での総会参加を7年連続で退けられた。ミラー氏は、台湾が総会の議論に復帰すれば「WHOによる公衆衛生分野での包括的な取り組みを示す良い例になる」と訴えた。

 台湾は2009~16年、WHO総会にオブザーバー参加した。だが独立志向の民主進歩党の蔡英文政権発足を受け、17年以降は再び参加を阻まれている。