来年3月16日に延伸開業する北陸新幹線金沢―敦賀の新駅のガラス面に、恐竜や越前ガニ、白山連峰といったご当地シンボルを描いた衝突防止シールが導入された。「乗客に喜んでもらいたい」と、新幹線工事を担う鉄道建設・運輸施設整備支援機構の職員が考案。注意だけでなく、旅情の喚起にも一役買いそうだ。
衝突防止シールは、ガラスがあることを歩行者に見えやすくし、ぶつからないようにするのが目的。新設された小松、加賀温泉(石川県)、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀(福井県)の計6駅で、待合室などのガラスのドアや壁に貼られた。
担当者は「駅を利用する際は、ぜひ探して地元を感じてほしい」と話す。