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侍J、欧州代表に完勝 平良と宮城が継投 野球国際親善試合【6日の試合】


侍J、欧州代表に完勝 平良と宮城が継投 野球国際親善試合【6日の試合】 欧州代表戦に先発した平良=京セラドーム
この記事を書いた人 Avatar photo 共同通信社

平良先発 2回無失点

 第1戦の先発を任された平良(西武)は2回2安打無失点だった。「打球を飛ばされたが、自分としてはまずまずの投球」と納得の口ぶりで「相手のスイングも強くて、いい打者だと思った」と印象を語った。

 「ヨーロッパの選手と対戦する機会はなかなかない。楽しんでプレーしたい」と臨んだマウンドだった。二回は連打で無死一、二塁を背負ったが、変化球で二ゴロを打たせて併殺。次打者を中飛で切り抜けた。150キロ台の直球に、打者の手元で動くカットボールやスライダーを巧みに交えるなど持ち味を示した。

3回から2番手で登板した宮城=京セラドーム

宮城も2回無失点

 宮城(2回無失点)「自分のバランスや感覚といった、キャンプで大事にしていたところをしっかり出そうとイメージした」

いい形で点取れた

 日本・井端監督 先に点を取りたいと思っていた。初回から打線がつながって、いい形で点が取れた。(先制打の村上は)さすがだなと思います。(西川は)緊張していたと思うけど、初球から振れたのが彼のすごさ。

村上、貫禄の先制打

 4番を任された村上が、一回の好機でさっそく先制打を放った。追い込まれながらも鋭いスイングで、オランダ代表でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したデブロックの151キロを右前へ。塁上でも涼しげな表情を崩さず貫禄を漂わせた。

 WBC以来の代表戦に「このユニホームを着ると気が引き締まる」と言う。球界屈指の強打者は、今回代表入りした大学生らにプロのレベルの高さを示す役割も期待されている。


 日本代表強化試合(6日・京セラドーム大阪)

 欧州
 000 000 000 |0
 200 021 00×|5
 日本

(欧)デブロック、シュナイダー、フォンシャマン、アルバレス、ファンフルプ、ルゴ―チェルベンカ
(日)平良、宮城、森下暢、山下、根本、栗林―坂倉、古賀
▽勝 平良
▽敗 デブロック
▽二塁打 近藤2、ヒメネス、西川
▽投手失策
▽与死球 ファンフルプ(小園)
▽試合時間 3時間7分

(共同通信)