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平良(西武)5回1失点 新球交え7奪三振 開幕へ調子上向き 西武―中日<プロ野球オープン戦>


平良(西武)5回1失点 新球交え7奪三振 開幕へ調子上向き 西武―中日<プロ野球オープン戦> 中日戦に先発した西武・平良=ベルーナドーム
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 エンジンがかかってきた。西武・平良が先発で5回を1失点。ここまで思うように取れなかった三振は3者連続を含めて7個。意図して高めに投じた直球などで次々と空を切らせ、安打は2本だけ。最速153キロを記録したそうで「球速も以前より出ていたので本当に良かった」と安堵(あんど)した。

 今季から取り組んでいる、縦に落ちるスライダーに好感触を得た。四回、好打者の高橋周に対しフルカウントからこの新球を低めに決めて空振りを奪って仕留めた。この回は3者三振。「スプリットが駄目だったけど、その分、新球種でカバーできた」と思い返した。

 降板後は制球できなかったスプリットの修正に主眼を置き、ブルペンで約30球を投じた。シーズン初登板は、本拠地開幕戦となる4月2日のオリックス戦が濃厚。揺るぎない王者がいきなり相手となるだけに「仕上げに入っていかないといけない」と力強くシーズンを見据えた。


西武―中日(西武1勝、13時、ベルーナドーム、7099人)
 中日
 010 000 000 │1
 000 010 10×│2
 西武
▽勝 ボー1試合1勝
▽敗 フェリス6試合1敗
▽二塁打 元山、渡部
▽犠打 古賀
▽失策 渡部
▽暴投 小笠原
▽試合時間 2時間26分

 【評】西武の平良が力のある速球を軸に5回を1失点、7三振を奪う力投を見せた。三塁手のレギュラーを狙う元山は2安打に好走塁と存在感を示した。中日の小笠原は要所で速球が決まり6回を1失点にまとめた。初出場の高橋周は2安打。

 松井監督(平良に)「真っすぐの力が非常にあった。順調にきている」

(共同通信)