「無理せず自然に生きたい」読谷村の大湾さん100歳、長濱さん99歳 敬老の日を前に知事ら祝う


社会
「無理せず自然に生きたい」読谷村の大湾さん100歳、長濱さん99歳 敬老の日を前に知事ら祝う 敬老の日を前に、たくさんの孫やひ孫に100歳を祝福された大湾澄子さん(前列中央)=16日、読谷村渡具知
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親族に囲まれ笑顔を見せる、99歳の長濱清子さん(前列中央)=16日、読谷村大木

 【読谷】「敬老の日」を前にした16日、満100歳の大湾澄子さん=読谷村渡具知=と満99歳の長濱清子さん=同村大木=を、玉城デニー知事と石嶺伝実読谷村長が訪ね、祝い状と記念品を贈った。

 大湾さんは「無理をせず自分なりに自然に生きていきたい」、長濱さんは「皆さんのおかげだ。これからもよろしくお願いします」と、たくさんの親族に囲まれ、顔をほころばせた。

 大湾さんは1923年生まれ。中学の国語と家庭科の教師として働きながら女手一つで一人息子を育て、孫4人、ひ孫12人に恵まれた。最近は琉歌に夢中で、この日は100歳を記念して詠んだ歌を披露した。

 健康長寿の秘けつは「一番は食事。タンパク質も繊維も満遍なく食べるよう気をつけている」と話した。


 長濱さんは1924年生まれで、子4人、孫7人、ひ孫10人に恵まれた。料理が得意で、長濱さんの作る油みそは家族の好物だという。藤色の着物に身を包み、「孫たちが家に来て遊んでくれるのが楽しみだ」と目を細めた。


 玉城知事は「これからもがんじゅーで頑張ってください」と祝福した。(石井恵理菜)