有料

中城にも「第三の居場所」 B&G財団助成 子どもに食事や学習支援


中城にも「第三の居場所」 B&G財団助成 子どもに食事や学習支援 「子ども第三の居場所」の前で活用を呼びかける中城村の浜田京介村長(左)とB&G財団の菅原悟志理事長=中城村南上原の竹口原公園
この記事を書いた人 Avatar photo 名嘉 一心

 【中城】中城村南上原の竹口原公園に、子どもの食事や学習を無償で支援する「子ども第三の居場所」が開設された。B&G財団(東京都)が建設費を助成した。今後3年間の人件費や光熱費なども助成する。中城村の浜田京介村長と財団の菅原悟志理事長がこのほど、同所で協定書調印式を開き、村が4年目以降も運営することなどを盛り込んだ協定を結んだ。

 子ども第三の居場所は家庭環境や経済的理由などの事情で、家で過ごすことが困難な子どもたちが利用できる。B&Gによる県内での居場所設置は14カ所目となる。鉄筋コンクリート造りの平屋で、延べ床面積は約100平方メートル。

 村内在住の小中学生が対象で、30人が利用登録している。開所時間は平日の放課後~午後8時。土曜と長期休みは午前8時~午後7時。食事提供や学習・遊びの見守り、野外活動などを通して、基本的な生活、学習習慣が身に付くように支える。運営は、うるま市で同様の活動をしている「HOMEおかえり」のスタッフが担う。

(名嘉一心)