池原地区は沖縄市の北部に位置し、自然が多く残り農業従事者も多い地域だ。戦前から農村地域で、戦後は軍作業に従事する人が多く集まっていたという。池原自治会では地域で高齢者の見守りを積極的に進めている。健康体操の集いを開いたり、食事を配りながら高齢者を訪問して健康を確認したりしている。今後は子ども見守りも、より強化していきたいという。
地区内では廃棄物最終処分場や火葬場の建設予定などがある。喜友名朝敬自治会長によると、施設受け入れの賛否で地域が分断された時期もあったが、最近になり地域がまとまりを取り戻しているという。
青年会活動も活発で、青年会と子ども会が一体となり地域を盛り上げる。各地の行事などに呼ばれることも多い。旧暦の8月15日に合わせ開催されているウスデークや獅子の道ジュネーなども地域の自慢だ。喜友名会長は「市内でもトップクラスに自治会の活動が盛んだと思う」と自信を見せた。
喜友名朝敬会長からの一言 地域で協力して、子どもたちの世代からも愛されるような地区にしたい。
池原区メモ 2024年7月31日時点で1333世帯、2738人が暮らす。農地では菊やトルコギキョウの栽培などがされている。
(福田修平)
(第1~4金曜掲載)