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新鋭牛とカケ技名手が激突 封切りマッチも注目 平成若猪会大闘牛 22日うるま石川ドーム 沖縄


新鋭牛とカケ技名手が激突 封切りマッチも注目 平成若猪会大闘牛 22日うるま石川ドーム 沖縄
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 【うるま】第15回平成若猪会大闘牛大会(南部・胡屋・具志川・石川闘牛組合主催、琉球新報社共催)が22日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで開かれる。入場料は男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下無料。注目のシーの1番は徳之島から移籍の新鋭牛・知念重機土木☆剛剣とカケ技の名手・南星朱蘭が激突する。シー2番は、先場所敗れ連勝ストップとなった二代目☆徳王が、れおくんパンダとの復帰戦に臨む。

知念重機土木☆剛剣
南星朱蘭

 シーの1番は、腹取り速攻を得意とする知念重機土木☆剛剣とカケ技を身上とする南星朱蘭の技牛対決だ。知念重機土木☆剛剣は、昨年10月のデビュー戦を風林火山(元・風林火山大陸旺)に9分で勝利。今年3月に大砲に敗れたのを機に沖縄へ移籍した。6月の具志川大闘牛大会では、強烈な腹取り速攻で彪仁花形を撃破し沖縄初場所を飾った。鋭く長いトガイー角から繰り出される腹取り速攻は一発で試合を決める破壊力満点だ。

 対する南星朱蘭は、直近2試合で黒星を喫しこれまでのキャリアで経験したことのない連敗という苦境に立たされている。4月には後の中量級王者となる心美花形の鋭い角先を嫌い敗走、6月の全勝工業カキヤーとのカケ技対決で35分に及ぶ激闘だったが惜しくも落としてしまう。連敗でのメンタルの不安や、対戦牛との体重差など不利の面もあるが、得意のカケ技で主導権を握れば十分勝機はあるだろう。

 その他は、デビュー戦でいきなり徳之島ミニ軽量級の挑戦牛に抜擢されたライト(元・哲松)と、徳之島2連勝で沖縄へ乗り込んできた凰雅の封切スペシャルマッチも目が離せない激戦必至の好取組だ。

 (平川智之通信員)