「たくさんの幸せをお届け」 オリオンビールが初荷式


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
初荷を載せ、県内各地へ出発するトラック=3日午前9時半ごろ、浦添市のオリオンビール本社

 今年創業60周年を迎えるオリオンビール(嘉手苅義男社長)の2017年初荷式と出発式が3日午前、浦添市の本社で開かれた。早朝に名護工場を出発したトラックは午前9時すぎ、約62・7キロリットル(350ミリリットル缶で約17万9千本)を載せて本社に到着し、うち45キロリットル(約13万本)を載せたトラック9台が各地の酒販店に出発した。17年最初の出荷を社員や関係者らは大きな拍手で見送った。

 初荷式では今年の干支(えと)にちなみ酉(とり)年の社員5人が登壇し「酉には酒つぼ、収穫物から酒を搾る、実りといった意味がある。今年も皆さんにたくさんの幸せと乾杯を届け、実り多き素晴らしい1年にしたい」と力強く決意を語った。

 嘉手苅社長は役職員に対し(1)現状からの変化を目指す(2)本気で勝ちにこだわり自己変革を遂げる―の二つの大切さを訴え「沖縄になくてはならない企業、地元を元気にする企業となる」と意気込んだ。