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佐渡裕さんの指揮による東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の沖縄公演(主催・琉球新報社、共催・沖縄観光コンベンションビューロー、特別協賛・沖縄海邦銀行)が18日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターであった。佐渡さんの表現力豊かな指揮の下、オーケストラの音色が美しく調和し、来場者は音楽の醍醐味(だいごみ)を体感した。
琉球新報創刊120年、沖縄コンベンションセンター開館25周年記念事業。
ハイドンの交響曲第44番「悲しみ」で幕を開け、モーツァルトのフルート協奏曲第1番はフルート奏者のペーター=ルーカス・グラーフさんが巧みな独奏で来場者を酔わせた。ベートーベンの交響曲第7番は、喜びを爆発させるような壮大な旋律で会場を圧倒した。
佐渡さんは「オーケストラの醍醐味を、ロックなどに通じる現在の音楽として沖縄の方々にも楽しんでほしい」と来場者に呼び掛けた。