那覇市長選に城間幹子氏が出馬表明 翁長市政継承


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那覇市長選への出馬を表明した城間幹子氏=26日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 那覇市の城間幹子副市長(63)が26日、11月16日の県知事選と同日選となる見通しの那覇市長選に無所属で出馬することを表明した。那覇市内のホテルで記者会見した城間氏は「翁長雄志市長の下で築かれてきた県都としての風格を、市民と共に発展させていく」と決意を語った。

 会見には知事選出馬を表明した翁長氏をはじめ市議など支持者ら約250人が同席。「翁長市政からのバトンタッチ」を掲げる城間氏は「市民県民一人一人が(米軍普天間飛行場の県内移設断念などを求めた)建白書の意義を考え、心を一つにしていくときだ」と述べ、名護市辺野古への移設反対を表明した。
 那覇軍港の返還問題では「周辺環境が変化し、那覇軍港自体が遊休化している。移設条件にとらわれず早期返還を実現していきたい」と強調した。
 城間氏は、自民党を除名された市議と社民、共産、社大などの野党が擁立した。
 城間 幹子氏(しろま・みきこ)51年生まれ、伊是名村出身。那覇高、宮城教育大卒。中学校国語科教諭、市教育長を経て14年4月に副市長。