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絵描き50年、桑江さん企画展 名護博物館 色彩豊かな57点


絵描き50年、桑江さん企画展 名護博物館 色彩豊かな57点 絵描き50周年を迎えた桑江良健さんと作品「あじくーたー」=3日、名護市の名護博物館
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 【名護】画家の桑江良健さん(76)の絵描き50周年を記念した企画展が、名護博物館で3日に始まった。入場無料で13日まで開催。

 沖縄の風景や抽象画のほか、尚巴志や屋良朝苗といった偉人を描いた絵画など色彩豊かな作品57点が並ぶ。

 桑江さんは1974年にパリで絵と巡り合い、独学で絵描きを志した。キャンバスの中で自然と色が調和し合うような色使いのあり方を研究・追求し、今年「あじくーたー色彩空間」を完成させた。

 桑江さんは「日本の美術界は世界画壇の頂点に至ったと言った人はこれまでいなかった。自信を持って沖縄からそれを言っていきたい。沖縄からも文化でここまでいけるんだと若者に伝えたい」と力を込めた。

 (玉寄光太)