【大阪】26日に大阪市のインテックス大阪で開幕した「ツーリズムEXPOジャパン2023」には、沖縄県や県内市町村など約20ブースが出展し、沖縄観光の魅力をアピールした。28日には一般公開が始まり、多くの来場者が琉球舞踊やエイサーの演舞を鑑賞したり、砂浜のプラスチックごみを拾うミニ体験を楽しんだりした。
「沖縄」エリアには、県や市町村など18ブースが出展した。うるま市は迫力ある2体の牛のオブジェを展示し闘牛をPRしたほか、嘉手納町のブースでは「ちんすこう掴(つか)み取り」に来場者が列を作った。
県は「エシカルトラベルオキナワ」をテーマに掲げ、西表島の「エシカルツアー」の様子を紹介。美しい海が広がる一方で、漂着ごみや砂浜に埋もれるプラスチックごみの現状を説明し、「訪れる人が少しずつ拾えば環境を良くすることができる」と来島を呼びかけた。
沖縄観光コンベンションビューロー国内プロモーション課の照屋美奈子課長は「沖縄が沖縄らしくあり続け、持続可能な観光にするため、旅行者、県民、事業者が共に沖縄の自然や伝統や産業を大切にできる観光の在り方を広げたい」と願った。県は「ワーケーション」「観光SDGs」のエリアでも各取り組みをPRした。
(佐藤ひろこ通信員)