アドベンチャー旅行　沖縄で　来秋　海外社が来県、商談会　関係者、副知事にＰＲ

　日本政府観光局（ＪＮＴＯ）は３０日、アドベンチャーツーリズム（ＡＴ）に関する世界最大の団体、アドベンチャートラベルトレードアソシエーション（ＡＴＴＡ、米シアトル）と連携し、２０２４年１１月に沖縄で「アドベンチャーウィーク」を開催すると発表した。
　ＡＴＴＡが厳選する旅行会社やメディア関係者が沖縄の文化や自然を商品にしたＡＴの視察や商談会を行い、沖縄でのＡＴ推進につなげる。
　ＡＴは、アクティビティ、自然、文化体験の３要素のうち、二つ以上で構成される旅行を指す。ＡＴ旅行者は、富裕層の割合が高く、長期滞在を好む傾向があることから、高い経済波及効果が期待される。
　来年１１月に開催するアドベンチャーウィークでは、ＡＴＴＡが選定した欧米豪の旅行会社やメディア関係者ら十数人が来県し、５泊６日程度の視察旅行、地元観光団体との商談会、情報発信などを行う。
　アドベンチャーウィーク開催の報告のため３０日、県庁を訪れ、照屋義実副知事と面談したＡＴＴＡのシャノン・ストーウェルＣＥＯは「４人のＡＴ旅行者はクルーズ客１００人に匹敵するほどの高い経済効果がある。沖縄でアドベンチャーツーリズムを推進していきたい」と話した。　（與那覇智早）