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家畜の感染症の 初動対応を確認 県が防疫連携会議


家畜の感染症の 初動対応を確認 県が防疫連携会議 県内に家畜伝染病が発生した際の初動対応などについて話し合う関係者ら=日、那覇市の県市町村自治会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県農林水産部畜産課は24日、豚熱や鳥インフルエンザなど特定家畜伝染病の発生に備える関係団体との連携会議を、那覇市の県市町村自治会館で開いた=写真。関係18団体・企業が参加し、国内外での発生状況や県内で発生した場合の初動対応と各団体の役割などを確認した。
 防疫協定団体は9月にJAおきなわSSが参画し22団体となった。輸送の際の燃料補給を支援する。同課によると、国内では佐賀県で豚熱が2件確認されたほか、北海道で野鳥の個体に高病原性インフルエンザの発生事例がある。県は国内にウイルスが「既に入り込んでいると推測される」と警戒感を高めている。
 喜屋武盛人農業振興統括監は「渡り鳥が本格的に飛来する時期。インバウンド(訪日客)でのリスクは高まっている」と注意喚起し、協力を呼びかけた。 (謝花史哲)