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金融政策、暮らしに影響


金融政策、暮らしに影響 日銀の政策修正で予想される暮らしへの影響
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 長期金利の1%超への上昇を容認した日銀の政策修正は、家計にプラスとマイナス両面の影響を与えそうだ。住宅ローンの固定金利は上がる可能性があり、住宅購入者の負担は増える。一方、保険会社の運用環境が改善することで、学資保険など一部の保険商品では保険料が安くなりそうだ。
 住宅ローンの固定金利は長期金利が基準だ。日銀が7月に上限を0・5%から1%に修正後は、大手行で金利引き上げの動きが出た。今回の決定でさらなる引き上げにつながる可能性がある。
 変動金利は短期金利に連動するため、影響が出るのは、日銀が短期金利に適用しているマイナス金利を解除した後となりそうだ。