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値上げ、暮らしに不安 ガソリン高止まり、食品も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 円安の進行は、輸入に依存するエネルギーや身近な食品の値上げにつながるため、暮らしへの不安が広がっている。車社会の地方に必須なガソリン価格は高止まりし、生活に欠かせない電気や都市ガスも、需要期の冬に向けて値上がりするリスクがくすぶる。
 帝国データバンクによると、11月の主要食品メーカーの値上げは131品目となった。円安基調による原材料の輸入コスト高などにより、同社は「断続的な値上げの動きは来年以降も続く」と予想した。
 石油連盟の木藤俊一会長(出光興産社長)は「イランなど中東全体に波及した場合、原油価格の急騰の可能性は否定できない」と警戒感を強める。