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オリオン職員“休肝日”効果 小林製薬連携 生活改善実験で


オリオン職員“休肝日”効果 小林製薬連携 生活改善実験で 生活習慣改善プログラムを実施したオリオンビールの矢沼恵一常務(右)と小林製薬ヘルスケア事業部の大脇藤人事業部長=1日、那覇市のオキナワイノベーションラボ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 オリオンビール(豊見城市、村野一社長)と小林製薬(大阪市、小林章浩社長)は1日、血糖値対策サプリメント「サラシア100」の摂取や週2回の休肝日などを通した「生活習慣改善プログラム(血糖値対策)」の実証実験で、被験者の平均体重が1・4キロ減少し、肝機能や血糖値にも改善傾向が確認されたことを発表した。
 今年2~7月、オリオンビールの職員26人がサプリ摂取などのほか、1日平均6千歩のウオーキングなど軽い運動にも取り組んだ。
 近畿大薬学総合研究所の森川敏生教授のセミナーも受講。参加者には、ウオーキングや飲酒量管理などの目標を達成するごとに小林製薬の製品を提供し、生活習慣改善の継続を支えた。
 提供された商品の一部は「沖縄子どもの未来県民会議」に寄贈された。那覇市のオキナワイノベーションラボで開かれた実証結果発表会では贈呈式もあった。
 オリオンビールは社全体で健康経営に取り組んでおり、体格指数(BMI)を引き下げるプロジェクトなどに今後も取り組む。矢沼恵一常務は「一人ひとりが健康的な生活を送ることが企業の未来につながる」と述べた。 (普天間伊織)