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自動ロボ、安全快走 ジャパンモビリティショー 車いすアシスト装置も


自動ロボ、安全快走 ジャパンモビリティショー 車いすアシスト装置も ZMPの低速の1人乗り自動運転ロボット「RakuRo(ラクロ)」=10月、東京ビッグサイト
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 東京ビッグサイトで開催中のジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)では、自動車など既存の乗り物の枠を超えたさまざまな展示が並ぶ。スタートアップ(新興企業)を中心に、車いすを押すのをアシストする装置や多彩な表情を見せる自動運転ロボットなど、自由な移動を可能にする個性派がショーを盛り上げた。

 愛知県の新興企業、道設計が開発している「押シスト!」は取り付けるだけで、介助者が車いすを押すのを補助してくれる。母の介護から着想を得た代表社員の梅津優さんは「重い車いすを押すのを、もっと楽にしてあげたい」と力を込める。

 2024年中の商品化を目指しており、将来はタイヤつきボードを付け、介助者が上に乗って一緒に移動する方法や、重い荷物を運ぶ台車や買い物用のカートへの応用も検討している。

 ロボット開発を手がけるZMP(ゼットエムピー、東京)は、低速の1人乗り自動運転ロボット「RakuRo(ラクロ)」を展示。座席前のタブレットなどで目的地を選択するだけで、人や障害物をよけて進む。「親しみやすいロボットに」との思いから、喜怒哀楽の表情を示したり、音声で人にあいさつしたりする機能を付けた。

(共同通信)