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米巨大IT 5社増益 7~9月 純利益、計13兆円


米巨大IT 5社増益 7~9月 純利益、計13兆円 米巨大IT5社の年7~9月期決算
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 【ニューヨーク共同】米巨大IT5社の2023年7~9月期決算が2日、出そろった。世界的な景気減速懸念が後退し、消費者の購買意欲や企業の広告出稿が回復して、全5社で純利益が増益となった。純利益の合計額は863億9800万ドル(約13兆円)に上った。
 4~6月期も全5社で純損益が増益もしくは黒字転換しており、一時の失速から成長軌道に戻りつつある。
 アップルは純利益が前年同期比11%増の229億5600万ドルと2四半期連続の増益だった。主力のiPhone(アイフォーン)が3%増と堅調で、アプリ販売などのサービス部門も16%増えた。ただ、パソコン「マック」が34%減と落ち込み、中国市場の減速もあって全体の売上高は1%減と4四半期連続の減収だった。
 グーグルの持ち株会社アルファベットは、主力の検索連動広告や動画投稿サイトのユーチューブの広告が好調で、純利益が42%増の196億8900万ドルと2四半期連続の増益だった。マイクロソフトは生成人工知能(AI)の導入を進めるクラウドサービスが伸びて、27%増の222億9100万ドルだった。
 メタ(旧フェイスブック)はインターネット広告の回復で前年同期の2・6倍の115億8300万ドルと四半期ベースで過去最高を更新した。アマゾン・コムは北米を中心にインターネット通販がけん引して3・4倍の98億7900万ドルだった。メタ、アマゾンともに人員削減によるコスト圧縮も利益を押し上げた。