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海洋深層水で街づくり プラチナ大賞 久米島町が優秀賞


海洋深層水で街づくり プラチナ大賞 久米島町が優秀賞 プラチナ大賞で優秀賞などを受賞した久米島町の中村幸雄副町長(左から2人目)と、同町プロジェクト推進課の江洲誠一郎さん(同3人目)=6日、東京都の時事通信ホール
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 【東京】第11回プラチナ大賞(プラチナ構想ネットワークなど主催)の最終審査が6日、東京都中央区の時事通信ホールであった。海洋深層水を活用した街づくりで応募した久米島町は優秀賞、海洋イノベーション賞に輝き、中村幸雄副町長らが表彰状などを受け取った。
 同大賞はイノベーションによる新産業の創出などで地域社会の課題解決に取り組む自治体、企業をたたえることを目的とする。中村副町長は「海洋深層水に関わる関連企業と一緒に受賞を喜びたい。引き続き、海の力で世界の子どもたちに持続可能な未来をつくっていきたい」と述べた。
 9月の第一次審査では全国から応募のあった55件を審査。久米島町を含む12件が通過し、最終審査に臨んだ結果、2件の大賞と10件の優秀賞が決まった。
 結果を前にした最終発表では中村副町長が登壇した。2000年の海洋深層水研究所の開所を契機に始まった水産養殖や冷熱利用農業、水、塩、化粧品など新たにに産業創出の幅を広げる海洋資源の潜在力をアピールした。 (斎藤学)