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トヨタ世界生産3億台 88年2カ月、カローラ最多


トヨタ世界生産3億台 88年2カ月、カローラ最多 トヨタ自動車のカローラ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 トヨタ自動車は6日、9月に累計の世界生産台数が3億台を達成したと明らかにした。1935年にトヨタの前身である豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)の自動車部で1号車のG1型トラックを生産して以来、88年2カ月で到達した。国内自動車メーカーで3億台を超えるのは初めて。
 2023年9月末時点の生産台数の内訳は、国内が1億8052万台、海外は1億1960万台。最も生産が多い車種はカローラで、約5339万9千台だった。
 生産台数はこれまで、72年に1千万台を突破。97年に1億台、12年に2億台に達しており、ペースは上がっている。
 トヨタは日本と海外の20の国と地域に計52の完成車の生産拠点を構え、22年度は過去最高となる約913万台を世界で生産した。23年度上半期(4~9月)は下半期を含めて最高を更新し、年度を通して生産、販売ともに初めて1千万台を上回る計画を立てている。
 豊田章男会長は「数多くの先人たちが日々、積み重ねてきた仕事の証しが3億台という数字の意味だ」と強調。佐藤恒治社長は「お客さまが笑顔になるもっといいクルマづくりに全力で取り組んでいく」とした。