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企業倒産は5件 負債総額7.5億円 帝国データ沖縄10月


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 帝国データバンク沖縄支店が7日発表した10月の県内企業倒産(負債1千万円以上)は5件で、負債総額は7億5700万円だった。前年同月との比較で3件増、負債総額は約4倍となっている。
 5件のうち2件は、2019年に事業停止した名護出雲殿(名護市)とその関係会社である飲食業の新風で、負債額は計5億6700万円だった。
 帝国データバンクが実施している毎月の景気動向調査によると、10月の沖縄県の景気DIは56・6で前月比2・1ポイント改善し、7カ月連続で全国1位だった。観光関連産業を中心に好調に推移しているが、人材不足による人件費上昇や物価の高止まりなどで「収益改善は厳しい局面が続いている」と指摘した。 (當山幸都)