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国際線冬ダイヤ 那覇空港34%減 コロナ禍前の19年冬比


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 国土交通省は、国際線冬ダイヤ(10月29日~2024年3月30日)当初の認可状況をまとめた。旅客便数は、新型コロナウイルス禍前の19年冬ダイヤの83%に回復し、今年夏ダイヤ比では36%増えた。アジア路線を中心に復便が進んだ。ただ中国路線は19年冬比57%減と戻りが鈍く、依存度が大きい国内地方空港の回復も遅れている。
 国内8社と海外120社から申請があり、旅客便は週計4311・5便を認可した。
 今年の冬ダイヤ当初で国際線が運航しているのは全国29空港で、主要7空港のうち羽田、福岡は19年冬の便数を上回った。那覇は34%減。福岡、新千歳、那覇を除く地方空港は19年冬比43%減。コロナ禍前は中国、台湾、韓国などの路線が多く、中国の回復の遅れを反映した。