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県商工会連合会、さらなる飛躍誓う 50周年で記念式典


県商工会連合会、さらなる飛躍誓う 50周年で記念式典 設立50周年を迎え、決意を新たに式辞を述べる県商工会連合会の米須義明会長(中央)=8日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県商工会連合会(米須義明会長)は8日、設立50周年記念式典を、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開催した。7商工会から始まった連合会は、現在34市町村の商工会を傘下に会員2万2千人が所属する団体に成長した。これまで県経済の振興に尽力。50周年の節目を迎え、関係者らはこれまでの歴史を振り返りつつ、さらなる飛躍を誓った。
 商工会の発展に寄与した功績をたたえる表彰式では、17団体、45人、100年企業の6事業所に賞状が贈られたほか、歴代の会長ら5人に感謝状が手渡された。
 米須会長はコロナ禍や原材料価格の上昇、円安、インボイス制度など目まぐるしく変化する経済環境に触れ、「このような時期にこそ、商工会の力をますます発揮しなければならない」と決意を新たにした=写真。
 記念事業として講演会や祝賀会も開かれた。連合会は日本復帰の1972年に設立。創成期は小規模事業者の経営相談指導を主な事業に、その後は福祉の増進や経営支援の取り組み強化など進めてきた。小規模事業者経営改善資金融資制度(マル経)あっせん金額が全国一を達成し、青年部女性部の全国大会発表で最優秀賞者を輩出するなどの実績も挙げてきた。 (謝花史哲)