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荷川取さん農水大臣賞 県畜産共進会 飼養管理技術競う


荷川取さん農水大臣賞 県畜産共進会 飼養管理技術競う 第49回県畜産共進会で農林水産大臣賞に輝いた宮古島市の荷川取広明さん=7日、糸満市の南部家畜市場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県畜産共進会協議会(会長・下地常夫県畜産振興公社理事長)は7日、糸満市の南部家畜市場で県畜産共進会種畜部門(肉用牛)を開催した。県内各地から30頭が出品され、家畜の改良や飼養管理技術を競い合った。宮古島市の荷川取広明さんが農林水産大臣賞に輝いた。荷川取さんが出品したのは黒毛和種の母牛「きらら号」と娘牛「ゆうき号」。2頭は、母娘を合わせ優良雌牛系統を審査する高等登録群で、母牛の全体的な発育の良さや胸の広さなどが娘牛に引き継がれていることが評価された。
 全国和牛登録協会長賞、県農業協同組合理事長賞、県家畜改良協会長賞、県家畜人工授精師協会長賞も合わせて受賞した荷川取さんは「それぞれの牛に合わせた育て方をした」と笑顔で語った。また、八重山地区代表として八重山農林高校が初出場したが、受賞はならなかった。
 県畜産共進会の他の受賞者は次の通り。
  (敬称略)
 【肉用牛】若雌1類・1席=糸満市・大城京美(中央畜産会長賞、県農業協同組合中央会長賞、県獣医師会長賞)▽2席=久米島町・吉永安克▽3席=宮古島市・荷川取大翼▽4席=伊江村・内田紀央▽若雌2類・1席=多良間村・湧川農(県知事賞、全国肉用牛振興基金協会長賞、県畜産振興公社理事長賞、県農業共済組合長賞、県牛削蹄師会長賞)▽2席=糸満市・新城安賢▽3席=多良間村・東風平正明▽4席=伊江村・内田紀央▽高等登録群・2席=糸満市・前門真秀▽3席=伊江村・崎浜広一▽4席=うるま市・宜野座健史
 【団体賞】肉用牛=糸満市▽肉牛=本部町 (玉寄光太)