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アスベストなど 安全対策を学ぶ 日本塗装工業県支部


アスベストなど 安全対策を学ぶ 日本塗装工業県支部 アスベスト(石綿)など有害物質に対する安全対策などについて学ぶ参加者ら=2日、那覇市の県市町村自治会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日本塗装工業会県支部(比嘉章博支部長)はこのほど、那覇市の県市町村自治会館で「土木・建築塗装技術・安全セミナー」を開いた。オンラインを含め約100人が参加。アスベスト(石綿)など有害物質の取り扱いに関する規則や関連法の改正、安全対策などについて学んだ=写真。石綿の除去方法に詳しい大塚刷毛製造(東京)の担当者らが講話した。同社によると、石綿は1970~90年にかけて大量に輸入され、多くが建材として使用された。今後は建築物の老朽化に伴い、解体や改修工事の増加が見込まれているとし、対策の徹底や資格取得などで制度改正に注意する必要性を挙げた。
 比嘉支部長は「事前調査が不十分など沖縄は対応が遅れている。県内でも解体の増加が予想され、対策をしっかりやっていかなければならない」と話した。 (謝花史哲)