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ロート製薬会長 県内事業を紹介 経済同友会例会


ロート製薬会長 県内事業を紹介 経済同友会例会 ロート製薬の沖縄展開などについて語る同社の山田邦雄会長=13日、那覇市のロワジールホテル那覇
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄経済同友会は13日、ロワジールホテル那覇で11月例会を開いた。ロート製薬会長の山田邦雄氏が「沖縄発、Well―beingに向けた挑戦」と題して講演し、県内5拠点で進めている事業と沖縄の可能性について紹介した。
 これからの時代は多様性を認め合うことが求められるとし、会社と社員は「依存から自立の関係を目指すことが大切だ」と話した。
 同社は県内で再生医療や観光、6次産業化などに取り組んでいる。久米島では「植物に匹敵する新資源」と、藻の研究を推進。海洋深層水と組み合わせることで「面白い成分が見つかっている」という。藻の培養は10種類ほどだったものが技術の進歩で30万種が可能になったとして「藻類事業はバイオの時代を先駆ける挑戦だと思っている」と期待を寄せた。
 企業の取り組みでは「社員の個性と自主性を生かす働き方へのチャレンジ」をしているとし、時代の変化を見極めた人材育成の重要性を提言した。 (謝花史哲)