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観光客の帰宅支援に特化/OCVB 災害時図上訓練


観光客の帰宅支援に特化/OCVB 災害時図上訓練 災害を想定した図上訓練で、観光客の帰宅支援対策について今後の動きを考えるOCVBの職員ら=14日、豊見城市の沖縄空手会館
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 県文化観光スポーツ部と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は14日、地震や津波などの災害時を想定しての、観光客の帰宅支援対策運用図上訓練を豊見城市の沖縄空手会館で開いた。帰宅支援に特化した訓練は今回が初めて。
 訓練は今年で7回目。県とOCVBの他に、県内の観光協会や旅行会社、航空会社などが参加し、関係機関との協議や事案に対処しながら、帰宅支援計画を作成した。
 作成した県帰宅支援計画を摸擬記者会見で発表するなど、災害時の広報も訓練した。OCVB企画・施設事業部企画課の中山睦美主査は「昨年の訓練で出た帰宅支援の課題を基にシナリオを作った。会議がより具体的になり、議論も深まった」と述べた。 (與那覇智早)