日本分蜜糖工業会(会長・島尻勝広ゆがふ製糖社長)は20日、県議会に赤嶺昇議長を訪ね「分蜜糖製糖工場の老朽化対策に関する要請書」を手渡した。老朽化が進む工場の建て替えの予算措置などを求めた。県農水部の前門尚美部長にも要請書を手渡した。
県内には分蜜糖工場が沖縄本島や久米島、南・北大東島に8社9工場あるが、ほとんどの工場が築60年を経過している状況だ。同会は、建て替えに必要な費用の補助を国に求めている。4割は地元負担となるため、県の支援を要請した。安定操業と持続可能な生産を目的とした合理化対策事業のための予算確保も求めた。
赤嶺議長は「要請ではなく陳情として、28日からの議会で取り上げていきたい」と答えた。 (玉寄光太)
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分蜜糖工業会、県議会に 工場建て替えで 予算支援を要請

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琉球新報朝刊
