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日本のメバチ枠24年も維持 大西洋で1万3980トン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 水産庁は21日、大西洋海域のマグロの資源管理を議論する大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が、大西洋のメバチマグロについて日本の2024年の年間漁獲枠を23年と同じ1万3980トンに据え置くことを決めたと発表した。漁獲枠は20年から変わらない。25年以降の枠は今後協議する。
 メバチは国内で刺し身やすしネタとして人気がある。全体の漁獲枠も現在の6万2千トンを維持。内訳は日本に次ぎ、欧州連合(EU)が1万3420トン、台湾が9230トンで、いずれも23年から据え置く。
 水産庁によると、ICCATは21年に「資源を良好な状態に高確率で維持するなら、漁獲可能量を調整してもよい」と勧告。増枠するかどうかが焦点だった。