地域経済の活性化を目的とした商談会「よい仕事おこしフェア」が21日、東京都江東区の東京ビッグサイトで2日間の日程で始まった。各地の信用金庫が協賛しており、取引のある製造業や食品関係などの中小企業が、事業拡大や販路開拓につなげようと自社商品をアピールした。地域の魅力を発信するため参加する自治体もあった。
出展者のブースには、売れ筋商品や技術力を発揮した試作品などが並んだ。岡山県倉敷市の「マルクラ食品」が売り込んだのは、粒が小さく出荷できない県内産ミカンを使った甘酒の新商品。岡田康男専務(46)は「大きく売り出せれば、地元農家の支援にもなる」と力を込めた。出展企業との商談のため訪れた東京都のIT企業の20代女性は「思いが伝わった。インターネット販売のサイト作りなどで協力できるかどうか検討したい」と話した。
「よい仕事おこしフェア」で、来場者に新商品を紹介する「マルクラ食品」の岡田康男専務(左)=21日、東京都江東区の東京ビッグサイト
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地域経済活性化 大規模な商談会/よい仕事おこしフェア
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琉球新報朝刊