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北農「カラキケーキ」好評 ローソンコラボ、県内各店で 2年半かけ発売実現


北農「カラキケーキ」好評 ローソンコラボ、県内各店で 2年半かけ発売実現 北部農林高校とローソン沖縄がコラボした「カラキケーキ」
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 【大宜味】北部農林高校とローソン沖縄などが共同で開発し、大宜味村産のカラキ(オキナワニッケイ)を使用したスイーツ「カラキケーキ」が数量限定で県内のローソン各店で販売されている。24日には商品を考案した同校の生徒やカラキの生産農家がローソン大宜味塩屋店の店頭に立ち、客らに商品について説明した。
 同校はカラキの研究、普及活動に取り組んでいる。カラキケーキの考案までには原料を見直すなどして2年半にわたって開発を続け、今回のコラボ商品発売が実現した。ほんのりと甘く、さわやかな風味が特徴のスイーツに仕上がった。ローソン大宜味塩屋店では発売初日の22日に300個が売れるなど好評だった。
 同校3年の石倉歌笑(うたら)さん(18)は「発売から反響も良くて、リピート買いしたよという声も寄せられているのでとてもうれしい」と話した。
 カラキなどの商品開発を手がける「Kugani Kitchen(クガニキッチン)」の宮城美和子さんが原料調整などの手伝いをした。宮城さんは「農家の思いもしっかりと伝えてくれる商品だ。北農生がカラキの商品開発を続けてきてくれたことで、企業とのコラボにつながった」と話した。
 カラキケーキは189円(税込)で、27日ごろまでローソンの店頭に並んでいる。 (池田哲平)