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沖縄、大型魚147・5トン 水産庁 来年のマグロ漁獲枠案


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 水産庁は29日、太平洋クロマグロの2024年の漁獲枠について国内配分案を漁業者や行政関係者に提示した。都道府県別の沿岸漁業の枠を近年の漁獲実績に基づいて割り当て、30キロ以上の大型魚では青森県が最大の508トン。小型魚では長崎県に最も多い728・9トンを配分した。
 12月の国際会議で日本を含めた各国の漁獲枠が合意された後に決定する。その後、各都道府県が今年繰り越した枠の一部を追加するなどして調整し、24年6月ごろの最終確定を見込んでいる。
 配分案は東京都内で29日に開いた説明会で示した。大型魚の枠は全国の合計が1745・9トンで、青森県に続き、北海道に320・7トン、長崎県に173・9トン、沖縄県に147・5トンを割り当てた。
 小型魚は全国の合計が2193・6トンで、長崎県に続き、青森県に286・6トン、北海道に113・0トン、富山県に98・5トンを配分した。