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全国宿泊者20%増 10月 外国人は月間最多更新


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 観光庁が30日公表した10月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館の宿泊者数は前年同月比20・6%増の延べ5313万7210人だった。外国人が5・6倍の1180万4550人で、月間として最多だった2019年4月を上回った。日本人は1・5%減の4133万2660人だった。外国人は円安や航空路線の再開に伴い訪日客が増え、1人当たりの滞在期間も長くなっていることが要因。一方、日本人のマイナスは1年11カ月ぶり。前年10月は全国旅行支援の開始で旅行者が多かった。
 旅館やホテルなどの客室稼働率は61・8%で、7・5ポイント増だった。
 9月分の2次速報も公表した。外国人宿泊者の15・3%は中国人で、国・地域別のトップ。韓国14・6%、台湾13・7%と続いた。
 都道府県別にみると、日本人と外国人の延べ宿泊者数は山形、山口、宮崎を除く44都道府県で前年から増加。伸び率が最も大きかったのは東京の71・1%。沖縄65・4%(延べ宿泊者数256万420人)、大阪59・9%、香川54・0%と続いた。