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畜産危機で支援要請 県内4者 自民国会議員に


畜産危機で支援要請 県内4者 自民国会議員に 県選出の与党議員に畜産・酪農対策に関する要請書を手渡すJAおきなわの嘉数康雄経営管理委員会長(左から2人目)と前田典男理事長(右端)ら=日、東京都の衆議院議員第一会館
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 JA沖縄中央会、JAおきなわ、県酪農農業協同組合、JAおきなわ肉用牛生産振興協議会の4者は30日、国会内に県関係自民党国会議員でつくる「かけはしの会」を訪ね、飼料高騰や肉用子牛価格の下落など危機的な状況にある県内の畜産・酪農の経営に対する支援を要請した=写真。
 要請項目は(1)畜産・酪農分野における食糧安全保障の強化(2)万全な経営安定対策の措置(3)家畜衛生対策の強化―の3点。JAおきなわの嘉数康雄経営管理委員会長は「生産資材価格が高騰する中、農家経営は厳しい状況にある。支援策の措置をお願いしたい」と訴えた。
 要請書を受け取った西銘恒三郎衆院議員は「肉用子牛価格が下がるなかで、補償水準を引き上げるよう取り組む」と答えた。 (玉寄光太)