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追加減産、各国一致/OPECプラス 100万バレル以上予定


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 【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国を含めた「OPECプラス」は30日、2024年に追加減産する方向で一致した。世界需要の1%に当たる日量100万バレル以上の大幅減産になる見通しという。
 ただ、どの国がどの程度の減産を引き受けるかの分担を巡って各国の利害が対立しており、協議が続いているもようだ。30日の閣僚級会合での合意を目指す。
 OPECプラスは全会一致が原則で、どのような合意点を見いだすかが焦点となっていた。メンバー国間の事前協議は難航し、26日に開く予定となっていた会合を急きょ延期すると22日に発表した。前回6月の閣僚級会合では、原油価格を維持するために24年末まで協調減産の枠組みを延長することで合意した。