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推計95万人、「警報」迫る インフル感染 2週連続増加


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 厚生労働省は1日、全国約5千の定点医療機関から11月20~26日に新たに報告されたインフルエンザの感染者数は計13万9914人だったと発表した。前週比1・31倍で2週連続の増加。1医療機関当たり28・30人で、自治体の「警報」の基準となる30人に迫り、北海道は51・90人、長野は51・83人に達した。国立感染症研究所によると、全国の推計患者数は約95万人だった。
 県立中部病院感染症内科の高山義浩副部長は、人の集まる機会の多い年末年始が近づいていることを念頭に「症状がある人はイベントなどへの参加を控えることも検討してほしい」と話している。厚労省によると山口、愛媛、沖縄を除く44都道府県で増加。全都道府県で「注意報」の基準となる1医療機関当たり10人を超え、23道県で警報基準の30人を超えた。少なかったのは沖縄11・72人、愛媛15・28人、東京16・38人。休校や学級閉鎖などになったのは全国で計6174施設だった。