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企業と高校が情報交換/労働局初開催 就活の一助に


企業と高校が情報交換/労働局初開催 就活の一助に 生徒の就職につなげようと初開催された高校教諭と県内企業の情報交換会=7日、那覇市の県立博物館・美術館
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 沖縄労働局は7日、那覇市の県立博物館・美術館で、高校生たちが適切な就職先を見つける手助けにつなげてもらおうと、高校教諭と県内企業の情報交換会を初めて開催した。15校の担当教諭ら21人と15社が参加し、業界の動向や生徒の就職意欲などについて意見を交わした。
 同局によると、2024年3月卒業で就職を希望する高校生の内定率は9月末時点で全国平均63%に対し、県内は26・2%にとどまっている。全国に比べ就職活動が遅い実態があり、マッチングが課題となっている。
 会にはソフトウエアや土木建築、食料品製造、ホテルなど多様な業種の企業が参加。社員育成の仕組みや求める人物像などを紹介した。
 美里工業高の進路指導を担当する知念毅教諭は「とてもいい機会だ。生徒のサポートがしやすくなる」と参考になった様子。
 ノボテル沖縄那覇人事総務部の久貝邦洋部長は「高校生が就職にどういう考えを持っているのか、生の情報を聞ける場として必要な取り組みだと感じた。今後も続けてほしい」と話した。 (謝花史哲)

生徒の就職につなげようと初開催された高校教諭と県内企業の情報交換会=7日、那覇市の県立博物館・美術館