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全国景況感3期連続プラス


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 財務省と内閣府が11日発表した10~12月期の法人企業景気予測調査は、大企業全産業の景況判断指数(BSI)がプラス4・8だった。3四半期連続で「上昇」が「下降」を上回った。半導体不足の緩和による自動車の増産や訪日客数の回復が追い風になった。ただ北米や中国での鉄鋼の需要減が響き、プラス幅は7~9月期の5・8から縮小した。BSIは、自社の景況感が前の3カ月と比べて「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとする企業の割合を差し引いた指数。
 数値が高いほど人手不足感が強くなる従業員数判断BSIは、大企業がプラス26・3、中堅企業がプラス39・3でいずれも過去最高だった。中小企業はプラス30・4。