ＫＤＤＩ通信障害　西日本を中心に約３時間

　ＫＤＤＩは１１日、同日午前７時１８分ごろから西日本地域を中心に、携帯電話の通話やデータ通信が利用できなかったり、利用しにくかったりする通信障害が発生したと発表した。一部のサービスは全国で利用しづらい状況になったが、約３時間後の午前１０時１１分ごろに復旧した。西日本をカバーする通信設備の故障が原因という。主力ブランド「ａｕ」のほか、割安ブランド「ＵＱモバイル」や「ｐｏｖｏ（ポヴォ）」にも影響が出た。
　障害の範囲は当初、北陸や東海、関西、中四国、九州などの３１府県と説明。長野県と沖縄県も含まれていた。データ通信など一部サービスは、西日本だけでなく全国に影響が広がったという。
　１１０番などの緊急通報のほかスマートフォン決済「ａｕペイ」も一時、利用しにくくなった。ＫＤＤＩから回線を借りてサービスを提供する仮想移動体通信事業者（ＭＶＮＯ）のサービスにも支障が出た。
　同社は「お客さまに多大なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。