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通学路88%で 安全対策実施 政府、来年3月完了へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 政府は15日、小学校の通学路の安全を点検する作業部会を開き、緊急点検で判明した危険な7万6404カ所のうち、9月末時点で88・1%に当たる6万7292カ所の安全対策が完了したと公表した。期限とする来年3月末までに、おおむね対策が完了するとの見通しも示した。
 出席した加藤鮎子こども政策担当相は「子どもの通学の安全確保は重要だ。残る通学路でも、しっかりと対策を推進してほしい」と述べた。
 安全対策として歩道や防護柵などの整備を進めている。用地買収が必要な時は、より時間がかかるため、注意を促す看板の設置などの暫定策も認めている。それらを含めた場合、対策が完了したのは94・8%に当たる7万2427カ所となる。
 2021年6月に千葉県八街市で大型トラックが下校中の小学生の列に突っ込み5人が死傷した事故を受け、政府は関係閣僚会議を設置した。