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高校生の就職内定77%/10月末時点 沖縄、49.1%で最低


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 来春卒業予定で就職を希望する高校生の10月末時点の就職内定率は77・2%だったことが15日、文部科学省の調査で分かった。昨年同時点より1・1ポイント増え、新型コロナウイルス感染拡大前だった2019年同時点に並んだ。文科省は「コロナ禍が収束し、幅広い業種で採用意欲が高かった」と分析している。
 沖縄は49・1%で全国で最も低かった。
 調査は、全国の国公私立高を卒業予定の約93万人のうち、就職を希望する12万9301人を対象に実施。内定者は9万9768人となった。男女別では男子が77・8%、女子は76・0%だった。
 学科別では工業が88・4%で最も高く、看護88・1%、商業82・8%が続いた。文科省担当者は「宿泊業や飲食業の求人が増えており、今後も内定率は上がるだろう」と話している。
 都道府県別で最も高いのは愛知の89・1%で、富山87・9%、三重87・0%の順。