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全域停電時 対応を確認 沖電が防災訓練


全域停電時 対応を確認 沖電が防災訓練 意思決定訓練の様子=18日、浦添市の沖縄電力
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄電力は18日、地震や津波を想定した総合防災訓練を実施した。午前9時に沖縄本島南東沖で震度5強を観測する地震が発生、大津波警報が出され、本島がブラックアウト(全域停電)するケースを想定。関連会社を含め2千人が対応を確認した。
 同社幹部らが方針を判断する意思決定訓練は事前にシナリオを知らせずに実施され、本永浩之社長をトップとする非常災害対策本部で次々にもたらされる情報を基に対応を協議した。職員の避難のほか送電線や高圧線の復旧作業の訓練もあった。松原淳防災危機管理室長は「迅速に早期復旧ができるような対策を協議しながら導き出せるよう取り組みたい」と述べた。 (當山幸都)