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県内11月輸出 7カ月連続減


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄地区税関が20日に発表した11月の管内貿易概況(速報)は、輸出総額が前年同月比3・1%減の78億9400万円、輸入総額は同2・0倍の505億8100万円で、差引額は426億8600万円の輸入超過となった。
 輸出は「輸送用機器」で台湾向けクレーン車などの特殊車両が大きく伸び、同2・9倍増となったが、全体の7割を占める石油製品が前年比減少するなどし、7カ月連続の減少となった。
 輸入はサウジアラビアからの備蓄用原油で301億7500万円の取引が大きく影響。構成比の6割を占めた「原粗油」が全体を押し上げ、3カ月ぶりの増加となった。 (謝花史哲)