有料

安定エネ確保で研究 OISTとミサワホーム


安定エネ確保で研究 OISTとミサワホーム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ミサワホーム総合研究所(東京)は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と共同で「キャンパスのカーボンニュートラルを実現する蓄電池と水素カートリッジのモバイル搬送」をテーマに研究開発を開始したと20日、発表した。国内でのエネルギー自給率の課題解決や安定したエネルギー確保に向け、太陽光発電などの一部を水素に変換して貯蔵し、OIST内需要地に搬送する研究を進める。
 内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム」の取り組みの一環。恩納村のOISTキャンパス内の施設を活用し、社会実装にかかる技術面、事業面の影響
や実現性を分析調査する。
 太陽光発電などの一部を水素に変換して小型カートリッジに貯蔵し、必要な時期に車両を使って需要地に搬送することが有効との仮説に基づき、技術開発と事業検討を実施する。研究開発期間は28年3月までを予定している。 (與那覇智早)