23年度当初予算と比べ2・3%増の37兆7193億円で過去最大となった。最多を占める年金給付費は2・4%増の13兆4020億円。物価と賃金の影響を受ける年金額は2・9%上がる見通しだが、物価上昇に追い付かず実質的に目減りとなる。診療報酬の人件費相当部分と介護報酬を24年度改定で引き上げ、医療、介護従事者の賃上げを重視した。
医療給付費は0・7%増の12兆2366億円。診療報酬は人件費など「本体」を0・88%上げた。薬の公定価格「薬価」は引き下げた。
介護給付費は、1・0%増の3兆7188億円。認知症関連では、患者や家族の相談支援や早期発見のための研究を強化する事業も計上した。
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医療と介護職 賃上げを重視
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琉球新報朝刊