有料

物価高・円安 年末年始に影/民間調査 予算増、海外旅行控え


物価高・円安 年末年始に影/民間調査 予算増、海外旅行控え 物価高が予算や行動に影響を及ぼす割合
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 調査会社インテージ(東京)が25日に発表した年末年始に関する調査で、国内での予定があると回答した人の予算平均額が4万5235円と、昨年から27・8%増加した。一方、半数以上がおせちなどの費用を減らすと答えた。海外旅行も回復せずに物価高と円安が影を落とした。担当者は「人の移動は活発になるが、節約志向は強い」と分析した。
 帰省や旅行の予定は「ない」が56・2%と最多だったが、前年を6・5ポイント下回った。「実家への帰省」は2・5ポイント増の18・5%。コロナ禍で帰省を控えていた40~50代の伸びが高かった。「海外旅行」は前年と同水準の0・7%だった。
 年末年始のイベントで予算を減らしたり行動を控えたりなど、物価高がどの程度影響を及ぼすかも尋ねた。「クリスマス全般」は52・5%。「おせち料理の注文や年末年始の食材費用」は51・3%。「お年玉やクリスマスプレゼント」は30%台だった。