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お年玉は減額でやりくり?


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 お年玉は大盤振る舞いはせず、1人当たりの金額を減らしてやりくり―。調査会社インテージが27日まとめた2024年のお年玉に関する調査でこんな実態が浮かび上がった。小学生未満の予算は千円以下の割合が今年の予算に比べほぼ倍増し、中学生に対する金額相場も下がった。
 担当者は「新型コロナウイルス禍の脱却で交流が増えてお年玉を渡す機会は多くなるが、物価高もあって額を抑えて対応する傾向がある」と話している。
 15~79歳の計5千人にお年玉をあげる予定があると答えた人の平均予算は今年に比べ6.1%増の2万5099円だった。
 小学生未満へのお年玉額は「千円以下」が44.9%と最も多く、今年の予算から21.1ポイント伸長。中学生は今年45.6%を占めた「5001~1万円」が29.0%に減った一方「3001~5千円」は14.0ポイント増の49.1%となった。小学生全体も「3001~5千円」の割合が下がり、「1001~3千円」が1~3年生は50.3%、4~6年生は40.9%に上昇した。